子どもが育つ「子ども館」
「信じる、待つ、愛する 子どもは生き返る」
子どもの成長は一人ひとり違います。
だから、子どもにとって大事なのは時間です。
待ってあげて、考えさせて工夫させれば、誰だって『やった、できた!』という気持ちを昧わえるのです。
でも今、大人がその時間を許さない。
「なんで、こんなことができないのか」と学校でも家でも責め続け、子どもが自信を失います。
子どもを追い込んでいるのは、実は大人なんですね?
人は本来、人を助け、優しい言葉をかける柔らかさを持っていると思うのです。
それなのに、走り続けよと大人から求められるうちに、人のことを構うよりも漢字の一つでも覚えたほうが自分は幸せになれるという価値観に染められ、長じるにつれて、人間本来の気持ちを捨てていってしまうのです。
そうして、大人の求めるスピードについていく子どもは人間らしさを忘れていく。
ついていけない子どもは『自分を認めてほしい』と叫びながら暴力に走ったり、あるいは不登校になったりして自分を主張するのです。
今の日本の社会では、大人も子どもも、人間の心を失いつつあるのかもしれないですね。
子ども館の子どもたちも初めて来たときは、無表情で無感動でした。
でも、今では、仲間たちと元気に遊び共に学ぶ中で、どの子も明るさを取り戻しています。
子ども館にやってくる人たちが異口同音に発する言葉が、「この子たち本当に不登校ですか?」です。
答えは、待つことだと思います。
どんなことだって、自分たちで考えて実行できれば、自信がつきます。その時間を待ってあげる。
でも、『待つ』のなかに『相手を信じる』という優しい思想が必要なのです。
外に飛び出していった子を、絶対に自分で戻ってくる、と信じられなかったら、待つことはできません。
事実を言葉だけでは言い表すことは困難です。
実際にご来館され見学されると真実がご理解いただけると思います。
夢街道国際交流子ども館 理事長
比嘉 昇

